トップメッセージ
成長戦略を進め、今後も成長を継続

おかげさまで前期も過去最高の売上、利益を計上することができました。平素よりご支援いただいている株主の皆さまに、あらためまして厚く御礼申し上げます。
一方、残念ながら前々期に引き続き期初予算の達成には僅かに及ばなかったこと、前期実績をふまえ中期業績計画を修正し、プライム市場への上場が一年遅れる見通しとなりましたこと、衷心よりお詫び申し上げます。
かつての成長ピッチを取り戻すため、現業のさらなるストレッチはもちろん、今年度は新規事業の立ち上げに注力してまいります。また、来年初には事業所を移転し、ワンフロアで心機一転、社員間のコミュニケーション向上と業務の効率化を図ります。
3年余り続いたコロナ禍もようやく終息の様相となり、音楽の日常が戻ってまいりました。今年度こそが正念場と覚悟をもって臨む所存です。引き続き、皆さまのご理解ご支援を心よりお願い申し上げます。

当社設立以来の大きな課題であった「海外利用における管理業務」と「演奏権管理業務」。前者については一昨年から業務を開始し、対応エリアや徴収実績が確実に拡大してきております。後者については前期より許諾徴収を開始、新たなルールに基づくスキームの創出に向けて賛同者も増えております。このように当社が中長期的な視点から事業拡大を続けられておりますのも、株主の皆さま、ステークホルダーの皆さまのお力添えのおかげと深く感謝申し上げます。
現在「ChatGPT」に代表される「ジェネレーティブ AI」が世界的に大きな注目を集めています。AI技術は音楽制作の効率化を加速させておりますが、それに伴い管理作品の利用実績捕捉やメタデータ管理の在り方など、当社の業務においても柔軟な対応を迫られています。私たちは新しいテクノロジーを迅速にそして適切に導入しながら、業務の効率化や透明性の向上、徴収精度のさらなる向上を目指してまいります。